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海外ひとり旅の事件簿(10)クエッタでヤツは目をぎょろつかせて待ち伏せしていた1/2 [旅のこと]

その年の冬、クエッタにいた。
初めての海外旅行が、インドからエジプトまでのバックパッカー撮影旅行だったが、クエッタというのは、パキスタン西部にある町で、当時はパキスタンからイランに陸路で抜けてゆくルートにある町で、イランとの国境まで距離はあるものの、ここから先は町らしい町はない。
余計な話だが、その昔は(と僕が書くのだからだいぶ前のこと、アフガン戦争前だ)、インドからイランに抜けるのには、アフガニスタンを通った。それで、クエッタはよっぽどの物好きでなければ通らないルートだったらしい。まあ、おもしろいルートではなかったということだ。
話を戻す。
絵はがきを少しまとめて買って、お茶屋に足を運んでは絵はがきを書いて過ごしていた。それが終わった次の日の午前中に、郵便局に行って切手を貼って投函した。
ちょっとした一仕事をし終えた感じのさわやかな疲労感と、その日のすっきりとした空気感に包まれてホテルに戻ろうと歩いたいた。
突然、
「日本の方ですか?」
建物のかげからにゅっと顔がでた。ひょろ長く、ニット帽をかぶって、そして何よりも目がギョロッとしていた。いわゆるぶっ飛んでいる感じだった。まずいヤツに声をかけられたと思ったが、仕方がない
「ええ・・・」
彼の話はこうだ。自分はイランに行く(目的地はスペイン)のだが、イランの情報がないので、もし何か知っていたら教えて欲しいということ。地獄からの使者かと思ったが、とりあえず日本人なので放っておくわけにもいかない。
イランに関しては、ものすごく古いガイドブックだったが、それを見て多少はわかっているところもあったので近くのお茶屋に入って話しをすることになった。(古いというのは、そのガイドブックには「ギリシャで所持金が足りないことがわかったら、売血ができる、病院は・・・」そんなことが書いてある。日本語です)

その日は1,2時間くらい話したのだろうか。
おれは、これでこのギョロ目に対して果たすことを果たしたとホッとした。



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