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庭のハンモック [日々の生活のこと]

ニカラグア滞在中にハンモックを買った。ニカラグアのアパート(のようなところ)では使える環境になかったが、帰国してから使いたいとひとつ買ってかえった。
ちなみに、ニカラグアの人は、ロッキングチェアとハンモックが大好きで(揺れ物好きとでもいいましょうか)、ずいぶんと暮らし向きが厳しいような家にもロッキングチェアはあったりする。ニカラグアの南隣のコスタリカにも行ったが、コスタリカではロッキングチェアを見た記憶はない。
それはさておき、
帰国してからまだハンモックを吊したことがなかった。どうにか使いたいと思ってはいたが、日本の家向きではなく、吊すのにいいところを探せないままにいた。
今回沖縄に来てからはいまの借家にずっと住んでいるのだが、ここは庭が比較的広い。この庭には黒木(琉球黒檀)が何本か植えてあって、この黒木を利用してどうにかハンモックをつるせないものかと長いこと考えていた。
考えてきたが、ここにきて(今頃やっと)いいことを考えついた。それで、早速簡単な設計図を書き、作ってみた。
実際に作ってみて、横に渡しているパイプが5メートルを要したのには驚いた。想像以上の横幅が必要だった。これではつり下げる場所を探すのに苦労するわけだ。
写真は、朝まだ陽が直接あたらないうちのもの。(モデル、かみさま)中央のもっこりした緑の木が黒木。黒木は丈夫なので、倒れないようにパイプを結びつけている。それから、これが重要なのだが日中は木陰を作ってくれる。手前や奥に写っているのはパパイヤ。パパイヤは何本もあって、大小合わせると20個くらいは実をつけている。
写真は、クリックすると大きすぎる写真になるので注意。


IMG_0147-2 のコピー.jpg
向こう側はだいぶ低いうえに畑になっているので人目は気にならない。


IMG_0173 のコピー.jpg
パイプとチェーンが摺れないようにホースに通すなど、ミニミニ工夫をした。
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東京モノレールにて [いろいろ思うこと]

ずいぶんと前のことになりますが、羽田空港から浜松町駅まで通っているモノレールに乗ったときのことです。
通路を挟んだ向かいの席に20代の中頃でしょうか、女性の二人連れが座りました。座るとまもなく、ご多分に漏れずおしゃべりを始めました。地方に撮影に行った帰りで疲れていた私には、ただ近くに乗り合わせた人であり興味もありませんでした。
話し始めてまもなく小柄な方が、もう一人の少し大柄でおっとりした方に何やら強い口調で主張をし始めました。話している内容はわからないのですが、「なぜあなたはこうしないのか」「こうすべきだ」というようなことのようでした。おっとりした方は、小柄な方の理屈がもっともだからか、その勢いに気圧されてなのかは判然としませんが、いずれにしても全く反論できずに受け入れざるを得ないといったふうなままうなだれ、顔を少し紅潮させていたようにも思います。
時折視線を向けた私でさえも、どんな話しかわからないけれども、そんな言い方をしなくとも……、と思えたほどの強い口調でした。
浜松町駅に着くまでその動くことのないシーソーは続き、その頃にはおっとりさんはすっかりうなだれ泣き出しそうなほどになってしまった。

私はそこで起こっている何かが気になって気になって仕方がなく、浜松町駅に着き、モノレールのドアが開きチューブから絞り出されるように人が降り、階段を急ぎ足で下りながらも、何となく二人を目で追う自分がいました。

改札を出て、人混みの中で小柄な方とおっとりさんに少し距離が出て、小柄な方が乗り継ぎのことか何かに気をとられているうちに、おっとりさんは、瞬間、身体を翻してその場を離れ、向こうの階段をあっという間に駆け下りて見えなくなってしまいました。本当にあっという間のことで、私自身起こっていることがちょっと飲み込めないほどでした。
小柄な方は、後ろにいたはずのおっとりさんに何か話しかけようと振り向き、そして、何歩か駆け戻りつれであった人が忽然といなくなっていることに直面しました。小柄な方の驚きようといったらありませんでした。忽然と消えてしまった連れ人。小さな子が母親を見失ってしまったかのような突然の孤独。遠目の私からは本当は正確ではなかったのかもしれませんが、彼女のほおが引きつっていたようでした。

私が見ていたのは、ここまでです。
私は内蔵に何か苦いものを感じ、身体が重くなってゆくのを感じました。
カメラバックを肩に担ぎ直し、左には三脚を持ち直しその場を去りました。