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『民衆』の意味、あるいはカジノ法案のこと [いろいろ思うこと]

民衆、のもともとの意味を考えたい。
「民」という字は、目に矢(あるいは針のようなものが)刺さったという象形文字だ。
「衆」は、上の方の「血」は(この場合)元々は「日」すなわち太陽を意味する形から
変形しており、その下の方は、三人が(つまりたくさんの人が)労働をしている、
という意味。合わせて考えると、目の見えない人たちが太陽の下で労働をしている、
という意味。文字を作ったのは支配階級に属した知的階級だったろうから、
ろこつな上から目線の発想だったといえるだろう。
では、「目が見えない」というのはどういうことだろうか。
この文字ができたころには、一般の人たちの生活は豊かではなく、文字が読めず、
職業選択の余地もなく、生きてゆくのに奴隷的に肉体労働に従事するしか選択肢が
なかった人が多かっただろうと想像するのは難くない。

今の私たちにとって目が見えないという意味はどういうことだろうか。私の個人的な、
全く個人的な言い方をさせてもらえば、儲かるか儲からないかという目の前のニンジン
の揺れるままに行動すること、というような感じがしてしまう。
このまま時がたてば、いつしか儲かるか儲からないかが、選択行動するための判断の
すべての基準になってゆくことだろうと思えてしまう。

「カジノを含む統合型リゾート〈IR〉の整備を政府に促す議員立法」が通った。
(まだ半分だけど)「儲かる」ということの力は凄い。それは、依存症になる人は割合
としてかならず増えるが、そうした事を無視して儲けようということだ。
それは、「民」の目に刺さった矢だか針だかを、ひょっとしたら、自分で刺していると
いうことではないのかな。自分で刺すから「民」なのかもしれないが。

依存症の問題は大きい。依存症の問題に取り組んでいる医師たちが中心に行っている
MI(motivation interview 動機づけ面接)の学習会に参加させてもらっているが、
新たに生み出される依存症患者は多く、依存症から抜け出すのは難しい。そして何より
患者自身とその家族を破壊する。
しわ寄せは見えない者、弱者へやってくる。







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